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海洋深層水とは・・・

海の奥深くを、2000年という年月をかけて地球を巡る大海流の海水のことです。
私たちがふだん海で目にしているのは、海面から200mまでの「表層水」といわれるものです。
200mから1000m以深までを「中層水」、1000m以深を「深層水」、6000m以深を「超深層水」といいます。
「表層水」は海上の気温や汚染などの影響を受けますが、「深層水」は、太陽光線も届かない深海ですから、まったく影響を受けません。大気にも汚染されず、有害物質も存在せず、細菌の数も極端に少ないのです。そのうえ、深海になればなるほど、生命の源泉となる窒素、リン、ケイ素などがかなりの濃度で含まれているという神秘の海水なのです。




一般的に謳われている海洋深層水とは・・・

現在、海洋深層水のメーカーは全国に20社余りあると言われております。
その海洋深層水の全メーカーともに、若干の違いはあるものの、ほぼ製造工程では※逆浸透膜システム(脱塩処理)を採用しています。脱塩処理をする段階で、他のミネラル分も除去されてしまうことから、海水を真水に変えたあと除去されたミネラル分を、再度この真水に戻すという工程をたどり、飲料水を作っています。


《 一般的な製造工程 》



しかし、これでは「深層水の水分子」の構造が変化してしまい、深層水の持つ特徴も無くなってしまします。
何故なら、水は異物が混入してくると水本来の姿ではなくなるという特質を持っています。
それは、例えば100万分の1でも1億分の1でもミネラル等を真水に添加した場合、分子構造はシャープになり、もの凄いスピードで離合集散を繰り返すことが分かっています。
つまり、その時点で「深層水」とは一線を画す「水」に変化していることになります。

【 真水が微量ミネラルにより変化】

他社が「うちの水は深層水100%の水である」と言う謳い文句は、おそらく正確な表現であろうかと思います。
しかし、汲み上げた深層水を塩分が多いから除去するとか、ミネラルを再添加するなどの手が加わった時点で、正確には100%の深層水では無くなっているものと考えられます。
一般的に海洋深層水の3大性質として言われている、「低温」「富栄養」「清浄」(以外の性質もあり、まだ研究が続いています)の効果は、確実に製造工程の段階で崩れているものと思われます。




海洋における自然湧昇とは・・・

各深層水メーカーは、発電、養殖、海洋の肥沃化、飲料水だけでなく海産物の鮮度保持、農作物の栽培や畜産、食品開発、医療など多角的な効果も謳っております。
しかし、どの分野でも飛躍的効果が報告された例はほとんどありません。
特に、深層水の特質である「富栄養」が、生物の生長に不可欠な窒素、リン、ケイ素などの無機栄養塩を多く含んでおり、魚介類や農作物に効果的と謳っているようですが、一つの層の深層水では期待するほどの効果はとても考えにくいと推測します。(微量な効果はあるかもしれないが)


沖縄県海洋深層水開発協同組合の行った実験では、糸満沖30kmの洋上に、深度600mと1400mに取水ホースをたらして、海上にブイを置きました。
そうすると時々、吸水装置の作用で海上ブイからそれぞれのホースを伝わって、深度600mと1400mからの海水がピュッピュッと吹き出してきました。
すると、多くの魚が海上ブイの周囲に集まり始め、次第に直径1kmに及ぶ一大漁場が形成されるまでになっていました。(人工衛星がその現場を撮影した写真を見ると、プランクトンが発生していることが分かっています。)ちなみに、その場の深層水や中層水の濃度を推定したところ、それぞれ1ppmかそれ以下の超微量でした。ところが、ある日、原因不明の事故によってどちらか1本のホースが切断されてしまいました。

すると1本のホースから海水が出なくなってしまい、とたんにブイ周辺の魚がいなくなってしまいました。
一般的には、200m以深は植物プランクトンの餌となる栄養塩(窒素、リン、ケイ素)が豊富です。当然2本の水ホース(2本とも深層水)のうち、どちらかが切断されたとしても植物プランクトンは大量は発生し、魚もブイ周辺に残っているはずです。
しかし、単層から吹き出す深層水(栄養塩含む)だけでは、漁場は形成されませんでした。
つまり、深層水の特質である「富栄養」を一つの層で実証することは出来ないことになります。
広大な海洋においてプランクトンが発生する場所が海域によってかなり限定されています。
海洋深層水は大きなベルトコンベア状態で流れており、深層水の大循環として知られています。起点はグリーンランド周辺で冷やされた氷が海底にもぐり込み、南極の氷も巻き込みながら北太平洋上で浮上し、また大西洋に戻っていくと言われております。
深層水が北太平洋上で浮上する際、栄養塩を含む一つの層が上昇するのではなく、各深度の深層水を巻き込み混合しながら上昇してくる。これを自然湧昇域といい、この自然湧昇は全海域のわずか0.1%であるにもかかわらず、世界の年間漁獲高の50%を占めています。


 

沖縄県海洋深層水開発協同組合並びに弊社が得た実験結果(1層では漁場にならず)では、各深度の層が上昇する際、従来の栄養塩(深度によって濃度が変わる)だけではなく、海底構造や海流によって、それとは異なる組成のものを含んで上昇しているのではないかと考えます。


「沖縄県海洋深層水開発協同組合の偶発的な実験」と「海洋における自然湧昇域の現象」、この2つの実例をもとに仮説を立てると、おそらく一つの層の深層水だけでは何も生まないことが推測出来ます。
また、沖縄県海洋深層水開発協同組合の「単層における効果」の実証実験でも生物に対する「鮮度保持」や「成長促進」の影響等は確認出来ず、期待するほどの効果は得られませんでした。
組合の「偶発的な実験結果」、自然界における「自然湧昇域」この2点から考察すると、人類が求める深層水の本質的効果は、極めて複層にあることが見えてきます。

つまり、各層の交じり合った海水こそが、「生物に何らかの効果をもたらす」ことがはっきりとわかります。

沖縄県海洋深層水開発協同組合と弊社では、この自然湧昇をヒントに複層で試験を繰り返していったところ、ある一定の配合率で目に見える試験効果が現れ始めました。
そこで、沖縄県海洋深層水開発協同組合では、他メーカー横一線で単層利用または研究しているところ、複層に着目しその利用技術の開発を進めてまいりました。




海洋深層水を調合することで・・・

10年余り研究を続けていった末、「1層よりも複層の方が非常に効果が高い」ことが明確化したことから、複層による調合率とその効果を検証し、1層の海洋深層水とは全く異なる、海洋深層複層水(商品名;鮮度液)を完成させました。
沖縄県海洋深層水開発協同組合の深層水利用技術は、他府県で製造しているものとは全く異なる製造工程をたどっております。



この2点に加え、「一つの層の深層水だけでは何も生まれない」という考えのもと「深度600mと1400mとそれぞれ異なった2層の深層水をベースに、特定の割合で調合・希釈するという独自の方法」で

 
という、生物の細胞に馴染みやすい「鮮度液」を開発いたしました。


《 鮮度液の製造過程 》



これまで、深度400m、450m、500m、600m、1000m、1400mの海水を取水し海産物の鮮度保持、農作物の栽培や畜産、食品開発、医療など各分野で、実証試験を行ってきました。
結論としては、それぞれ一つの層の深層水だけでは、生物への効果作用は見出せません。
しかし、異なった層を掛け合わせることで生物に対する効果作用が飛躍的に現れます。
『鮮度液(海洋深層水複層水)』の特徴は、その生物への一番効果(鮮度保持や成長促進)を発揮する組織調和点を見つけ出し製造したものです。

現在、沖縄県海洋深層水開発協同組合の調査研究では様々な現象面での効果が発表されております。(平成13年度、14年度の日本財団助成事業による報告書・導入事例集)
他の深層水メーカーと具体的な試験結果を比較して頂ければ、より一層効果を理解して頂けるものと思います。
しかし、鮮度液のメカニズムについては、未だ解明されていない部分もあり、沖縄県海洋深層水開発協同組合では、各研究機関や大学に平成13年度から継続してメカニズム解明に向けた検査・研究を協同で進めております。

【以下の研究機関】
 ・琉球大学理学部、医学部(沖縄県)
 ・特定医療法人浦添総合病院臨床検査部(沖縄県)
 ・株式会社BIOS医学研究所(神奈川県)
 ・札幌医科大学(札幌市)
 ・農林水産省水産庁水産大学(山口県)
 ・経済産業省産業技術総合研究所(茨城県)
 ・国立医薬品食品衛生研究所科学物質情報部(東京都)
 ・株式会社ケン・リサーチ(東京都)
 ・東京医科大学(東京都)
 ・社団法人新漁船漁業技術研究協会(下関市)
 ・東海大学開発工学部、海洋学部(静岡県)
 ・独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター(茨城県つくば)



【 鮮度液を使用した先進事例 】

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